サピックス(SAPIX)対策② サピックスの難しさと家庭教師の必要性
最近、中学受験のために進学塾と家庭教師を併用しているとご家庭が増加しているのをご存じですか?
これは、それだけ中学受験を目標とした進学塾のレベルの高さ、難しさを表しています。
このような状況にお応えするため、代々木進学会では様々な進学塾に対応した指導を行っております。
今回は中学受験で最高レベルの実績を誇る「サピックス(SAPIX)」と家庭教師の併用の必要性について詳しくご紹介していきます。
サピックスの難しさ
男女御三家をはじめとした有名中学に対して優れた合格実績をあげているサピックスでは、周囲のお子様のレベルが高いことは言うまでもありません。
サピックスでの有名中学の合格ライン偏差値が、他の進学塾と比べて格段に低くなっていることからも、サピックスに通っている生徒のレベルの高さがよく分かります。
そして、もともと優秀な生徒が多いサピックスに、学年が上がるごとに高くなる入会基準を突破して、さらに優秀なお子様が入会してきます。
学年が上がるごとにサピックスでのクラスアップが難しくなるのは当然のことなのです。
このようなサピックスの中で成績を上げるためには、勉強の質・量・スピードのすべての面で高いレベルが必要になります。
サポートシステムの必要性
サピックスの教材は非常に分量が多いことでも知られています。
ただ、分量が多く良問揃いの教材ではあっても、解説が不十分である場合も目立ちます。
これは、解説を少なくして自分でしっかり考えることを習慣づけるためかもしれませんが、解説が不十分なテキストでは、授業で理解できなかった内容を自宅でもう一度見直しをしようとしてもどこから手を付けていいのか分からずに空回りしてしまい、無駄に時間を使ってしまうことに繋がります。
また、膨大な量の教材のすべてを消化しようとして、逆に消化不良になってしまうお子様も少なくありません。
特に、他の塾と比べてそれほど宿題が多いわけでも、拘束時間が長いわけでもないサピックスにおいては、いかにして家庭学習を充実させるかが必要なのです。
とはいえ、小学生のお子様だけでできることは限りがあります。
だからこそ、大人がお子様に対してサポートやバックアップの体制を整えてあげることが必要となるのです。
だからといって、すべてお父様お母様だけでサポートするのはなかなか難しいと言わざるを得ません。
中学受験は「親の受験」とも言われますが、ご両親だからこそできるサポートもあれば、ご両親であるがゆえに感情的になってしまって、お子様にとってマイナスになる場合もあります。
中学受験のためにサピックスを選ばれる方の多くは、志望中学を合格のためにある程度の犠牲を払ってサピックスを選んでいます。
こうした背景は、特にサピックスでの成績が思うように上がらない時に、お子様にもご両親にも焦りとなって表れます。
お子様にとってサピックスに通ってレベルの高い周囲の生徒と一緒に勉強している中で、自分には解けない問題があったり、成績が伸びなかったりするストレスは非常に大きなものです。
そうした環境でさらにお父様お母様の焦りをお子様が感じてしまったら、そのストレスは計り知れません。
こうしたストレスは、いつもはしないようなミスや、簡単な問題を難しく考えすぎて答えられなくなるといった形で表れてくることが多いものです。
お子様にこのようなサインが表れたり、お父様お母様の頭の中にサピックスに通っていてもこれじゃあ、といった言葉が浮かんだりした時には、客観的な判断が出来る受験のプロに1度相談してみませんか?
家族だけでは打開できない状況も、受験のプロを取り入れることで変わります。
ダブルスクールで効果を出せるのは、プロの家庭教師だけ
実際にサピックス生の多くがサピックス以外のサポートシステムを併用した、ダブルスクールの形をとっています。
実際サピックスでは、サピックスの授業に準拠した「プリバート」という個別塾を併設しています。
プリバートのメリットは、サピックスグループであるという安心感です。
プリバートのほとんどの教室は、サピックス校舎に同居していたり、校舎の近隣に立地したりしているので、サピックスの行き帰りに寄ることが出来、先生方もサピックスの教材やテストに対する指導に慣れているので、一定数以上のサピックスの生徒が通っています。
しかし、代々木進学会の家庭教師をご活用でサピックスに通っているご家庭からは、プリバートにも通ったけれど効果がなかった、というお話がよく聞かれます。
その理由として考えられるのは、プリバートは個別指導とは言っても先生1人につき生徒2人という指導スタイルをとっていることです。
そしてこの生徒2人の組み合わせは、学年や性別、成績や性格などはあまり考慮されていません。
そもそも生徒が2人である場合には、60分の授業時間の中で1人の生徒に使える時間は30分程度になってしまいます。
また、お子様によっては、他のお子様がいるところでは質問しにくい、ということもあるでしょう。
さらに、プリバートでは原則として講師を指定することはできず、その講師もベテランは少数でほとんどは学生講師です。
学生講師だからといってダメなわけではありませんが、知識の少なさや経験不足は否めません。
加え、プリバートでは、サピックスの教材しか扱いません。
サピックスの不足を補うための個別指導で、サピックスと同じ指導をされても意味はありません。
もちろん、プリバートで効果が出るお子様も大勢いらっしゃいますから、プリバートを否定しようと思っているわけではありません。
教育で大切なのは、お子様本位の視点です。
お子様1人1人、指導体系や指導方法に対しての相性があります。
お子様1人1人の学習状況や個性に合わせた指導に関しては、家庭教師に勝るものはありません。
特に、家庭学習を充実させることが必須であるサピックスのサポートについて、私たちは自信があります。
家庭教師なら、充実した膨大な量のサピックスの教材の中から、お子様の状況に合った必要な部分だけ重点的に指導することが出来ます。
また、解けなかった問題を自力で時間をかけて考えていては、時間はいくらあっても足りません。
自分で考える必要のある問題は考えさせ、サポートが必要な問題はサポートしながら学習の効率を上げることで、さらなる弱点克服に使える時間を作ることが出来ます。
また、サピックスのカリキュラムは進度の早さも特徴です。
なんとなくわかったつもりで先に進んでしまうと、理解不十分な単元だけが増えていってしまいます。
日々の学習の復習や苦手分野の克服を並行して行うためにも、効率の良い学習スケジュールを組むことが大切です。
これも、学習状況を把握している家庭教師に任せて下さい。
さらに、家庭教師という受験のプロである第三者がお子様だけでなく、お父様お母様がかかえる焦りやストレスを客観的に判断することによって、ご家族のなかの不安も
取り除き、安心して前向きに受験に取り組むことができるようになります。
せっかく中学受験の最高レベルのサピックスに通っているのですから、そのメリットを最大限に活かし、ストレスなく家族一丸となって受験に向かいたいものです。
受験までの限られた時間を有効に活用してサピックスで成績を伸ばしていくために、代々木進学会とのダブルスクールで家庭学習を充実させ、自信を持って受験に臨みましょう。
進学塾と家庭教師の併用をお考えの場合は、是非、代々木進学会をご検討ください。
東京都で中学受験対策の家庭教師をご希望の方は、是非一度、代々木進学会にご連絡下さい。
お電話・メールどちらでもお問い合わせ頂けます。
講師一同、お待ちしております。