東京都市大学等々力中学校 原田 豊学校長からのメッセージ(3)

傾向

①国語 -S特選・特選- ②算数 -S特選・特選- ③理科 -S特選・特選- ④社会 -S特選・特選- ⑤英語 -英語1教科入試- ⑥帰国生入試

①国語 -S特選・特選-

S特選

1)漢字(配点…読み10点・書き10点)

 漢検5級までの漢字の読み書きが出題される。難易度は高め。

2)小説(配点…30点)

 3000~3500字。
 登場人物の気持ちや行動に及んだ理由、状況読み取りがよく出題される。
 副詞・擬態語・擬音語などの補いも頻出、記号問題。
 記述①…答えを文中から抜き出す問題は毎年出ている。
 記述②…文中の語句と文中から自分で導いた単語を使って書くパターンが多い。20~50字程度。
 S特の文章は、難易度が高く、読解には豊富な語彙力が必要。より豊かな想像力や人物への理解が問われる。
 記述の文字数も比較的多く、問の数も多くなっている。

3)説明文(配点…35点)

 2500~3000字。
 科学・哲学・言語、最近の社会的な話題など様々な内容に関する文章から出題。
 要点を抑えて筆者が言いたいことを的確につかめているかどうか問う問題が多い。
 記号で問われる問題も抜き出しで答える問題もある。
 接続詞は頻出、記号問題。
 記述①…答えを文中から抜き出す問題は毎年出ている。
 記述②…文中の語句と文中から自分で導いた単語を使って書くパターンが多い。20~50字程度。
 S特の説明文では、より高度な論理力と抽象的な話題を読み切る力が必要。

4)図表(配点…15点)

 様々な形式の図表や資料といった非連続テキストを的確に読み取り、その内容を言語化できる力をみる。
 図表や資料の字数は決して少なくない。
 資料読み取り・分析力・発想力・言語力といった、様々な力が問われる。

 
特選

1)漢字(配点…読み10点・書き10点)

 漢検5級までの漢字の読み書きが出題される。

2)小説(配点…30点)

 3000~3500字。
 登場人物の気持ちや行動に及んだ理由、状況の読み取りがよく出題される。
 副詞・擬態語・擬音語などの補いも頻出、記号問題。
 記述①…答えを文中から抜き出す問題は毎年出ている。
 記述②…文中の語句と文中から自分で導いた単語を使って書くパターンが多い。20~50字程度。

3)説明文(配点…35点)

 2500~3000字。
 科学・哲学・言語、最近の社会的な話題など様々な内容に関する文章から出題。
 要点を抑えて筆者が言いたいことを的確につかめているかどうか問う問題が多い。
 接続詞は頻出、記号問題。
 記述①…答えを文中から抜き出す問題は毎年出ている。
 記述②…文中の語句と文中から自分で導き出した単語を使って書くパターンが多い。20~50字程度。

4)コラム(配点…15点)

 「天声人語」などの新聞のコラムが出る。
 行間に込められた筆者の意図を読み取り、文章の主題を把握する力をみる。
 記号や抜き出し問題が多いが、20字程度の記述が出ることもある。

②算数 -S特選・特選-

S特選

出題内容は例年と変更ありません。

  • 大問1は計算問題となっています。例年通りシンプルな計算問題・工夫する問題・虫食い問題から1問ずつ出題されます。やや複雑な計算問題も含まれているのでミスは禁物です。
  • 大問2は1行問題となっています。小問集合を本校では1行問題としています。様々な分野からの出題となります。
  • 大問3~6はアラカルトとなっています。場合の数や図形問題、割合や規則性など様々な分野から出題される大問です。基本的には設問は3問となっています。近年は長文・会話文傾向の問題が増えてきています。特にS特選は文章力を問われる出題となっていますので対策をしておくことをお勧めします。

 
特選

出題内容は例年と変更ありません。

  • 大問1は計算問題となっています。例年通りシンプルな計算問題・工夫する問題・虫食い問題から1問ずつ出題されます。
  • 大問2は1行問題です。小問集合を本校では1行問題としています。様々な分野からの出題となります。
  • 大問3~6はアラカルトとなっています。場合の数や図形問題、割合や規則性など様々な分野から出題される大問です。基本的に設問は3問となっています。

③理科 -S特選・特選-

S特選 特選

理科の入試問題を作成するにあたり大事にしていることは、理科の教科観である、自然に興味・関心を持ってほしいというところから、問題を作成しております。
よって、問題の傾向としては、

  1. 新聞・ニュースなどで話題になったこと
  2. グラフ・データの読み取り
  3. 実験結果からの考察
  4. 身近なところにある理科とその法則
  5. 基本的な知識・計算力

以上のようなコンセプトでの問題が多く出題されています。
また、理科では大きく分けると4分野(物理・化学・生物・地学)に分けることができるのですが、本校の理科の入試問題は、この4つのすべての分野から出題いたしますので、大問数は4問となります。

④社会 -S特選・特選-

S特選

平成31年度入試から「S特選入試<社会>」の問題傾向が変わります。

【従来】 <大問1>地理 <大問2>歴史 <大問3>公民 各7~9問
【新傾向】<大問1・2>地理・歴史・公民融合問題 各9~12問

従来は地理・歴史・公民で分野別に大問を構成していましたが、今年度からは、地理・歴史・公民の問題を融合し、1つのテーマのもとに大問を構成します。問題構成は従来から変更されますが、1問1問の問題の傾向は今までと大きな変更はありません。グラフ・地図やデータなどを用いて、「資料を的確に読み解く力」「正確な文章を記述する力」を問う問題が中心となります。ただし、S特選入試では、選択肢の中から「すべて選びなさい」という新しい出題形式が登場するので、注意が必要です

特選

特選入試は従来と変わらない傾向で出題します。

【問題構成】<大問1>地理<大問2>歴史<大問3>公民 各7~9問

S特選入試よりも、基本的な事項を問う問題が多く出題されます。グラフ・表・地図などが用いられることもありますが、こうした問題こそ、その中に解答するためのポイントが隠れているので決して難しくありません。

⑤英語 -英語1教科入試-

【出題形式】

〔大問1〕空所補充(短文の中に語句を補充)
*例年のアクセント問題から出題方法が変更したので注意。

〔大問2〕語順整序
・与えられた日本語を理解して語句を正しく並べかえる。

〔大問3〕会話文読解
・短い対話文(4~5センテンス程度)の空所補充や内容理解。
・やや長い対話文の空所補充や内容理解。

〔大問4〕長文読解
・語数は500~600語程度。
・読解力を問う問題や読んだ内容を日本語で表現する問題。

〔大問5〕自由英作文
・語数は80~100語。
・あるトピックスに関して自分の意見を英語で書く。

⑥帰国生入試

【出題形式】

〔大問1〕語順整序
・与えられた日本語を理解して語句を正しく並べかえる。

〔大問2〕文挿入と語句挿入
・5~6文から成る英文から1文または語句がとりだされているのでそれを元に戻す。

〔大問3〕長文読解
・500~600語程度の長文を読み、内容理解を問う。

〔大問4〕自由英作文
・あるトピックスに関して自分の意見を英語で書く。
・語数は100~120語。

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